時生梵のだらだら人生開幕

ヘンテコですが生きてる!主に音楽と映画を糧に生きとります。

映画「ゴッズ・オウン・カントリー」を見てしまった!

もしかして私は片頭痛持ちなのでは…!?と今日ようやく気づいた梵です。

 

レディースデイという事で、映画を見てまいりました。ゴッズ・オウン・カントリー…!!

 

http://finefilms.co.jp/godsowncountry/

早くパソコンを買ってリンクの埋め込み的なやつを使いこなしてぇ…。

 

まずシネマート新宿に初めて行ったのですが、なんか劇場内が演劇舞台のようでとてもかっこよかったです!そうは言ってもそんなに観劇した事がないので、演劇で使う舞台がどんなもんか分かっちゃいないのですが、映画が始まるまでの照明がついている間の雰囲気とかもめっちゃかっこよくてニマニマしながら周囲を見回していました。

 

そしてそしてゴッズ・オウン・カントリーなのですが、もう、本当に素晴らしい映画でした…!!ヒー!!ハーヒーヒー!!凄い良かった!!

 

ゴッズ・オウン・カントリーは男性同士の恋愛をまーーー丁寧に描いた映画なのですが、「おーい同性愛の映画だぞー!!皆ー!!同性愛の映画だー!!」という感じが無いのがすげー良かったです。主人公のジョニー君は同性愛者である事に悩んだりしていなくて、普通〜に男の人が好きで、ご縁があって出会ったゲオルゲに恋をして、好きだよ〜好きだよ〜!と抱き着いたりちょっかいかけてみたり、コソコソするような描写が殆どないです。

よくよく考えたらそれが当たり前なんですよね。生まれ持ってる自分の性カテゴリーに悩む必要ってねぇだろ!生まれ持っちゃったんだからどんだけ悩んでも変わんねーわ!っていう話ですもんね。

 

で、まぁバカなんでこの映画が意味するものとは、とかそういう事は言葉に出来ないので置いておいて、とにかく何が良いって、2人の距離の縮め方が良いです…!

 

ジョニーはヨークシャー地方の牧場で親を継ぐ形で働いているのですが、まぁ刺激的なものもなく、親だったり仕事だったりに縛られて何もかもにイラついています。そんな折に期間限定で雇ったゲオルゲと出会うわけですが、このゲオルゲさんってのが非常に懐の広い大人な方で、ジョニーのカチコチの心をじんわ〜りやんわ〜り温めてくれるのです…!

始めはジョニーはゲオルゲに対して敵意満々で、ゲオルゲが嫌がる言葉をわざと言ったりしてとっても生意気なのですが、ゲオルゲの優しさや芯の強さにだんだんとジョニーが惹かれ、絆されていく様子がも〜丁寧に丁寧に描かれています!

この映画だけじゃなくて恋愛映画を見ているといつも思う事なのですが、恋に落ちた時の瞳がとろ〜んとしている感じを表現できる俳優さんの方々、本当凄いな!?どんだけ演技上手いの!?と思わずドキドキしちまいます!

 

僕たちは今恋に落ちているよ〜という細かい描写が本当に素敵で、個人的にはゲオルゲがジョニーの膝小僧や手の指の第二関節辺りを、人差し指でさすさす〜っとしているシーンが1番キューンとしてしまいました。

人差し指1本でさりげなくさすさすしてる…!ゲオルゲもジョニーを愛おしく感じてくれているんだね…!と思って何故か泣きました。

 

まだまだ魅力が沢山あるのですが、文字を打つのにまた疲れちゃったのでここいらで終わりにします!

本当に素敵な素晴らしい映画なのでマジ、見てください…!!

 

ただ色んな意味で現実的で生々しいので、エロいのもグロいのもちょっとでも映ると辛いって方は円盤が出たら家でゆっくり見ましょうね…!(見ないという選択肢はない)